電髪学生の雑記

何かを外に発信することで考えや理解をより深めるためだけの雑記。

夏の香港でのある地獄のような出来事G

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Photo by Jon Tyson

こんにちは、学生のうちに一番学ぶべきことって何かなと最近考えています。学生だからできることから学べることがそれなのか、もしかすると学生という立場でいる間にすること全てが学びに繋がっているのか、どうなんでしょう。

 

 

今回は香港での生活で最も辛かったというか地獄だった出来事を文章にしたいと思います、と言っても香港だからこれが起きたわけではありません。あまり香港は関係ありません(笑)

 

それは今年の夏、日本の数倍の湿度を誇る香港は夏季の体感温度はとてつもない暑さ、そんな中大学の友人が香港にやってきました。彼は某ゴリゴリ系運動部なので身体がかなりでかい。そして暑がり。滞在予定期間は約1週間。僕の部屋は1人までなら泊まれるので1週間彼と過ごすことになる。大学で数少ない親しめの友人なので生活の中で全く問題はありませんでした。

しかし、ある日、ご飯を外の屋台で購入して家で食べることになり某東南アジアの国の屋台で串肉を買いました。香港には様々な国のお店や屋台が並んでいるので迷います。

部屋に戻り串肉を出してお酒と共に食べていました。途中友人が僕と話しているのにキッチンの方をずっと見ていました。どうしたのかと聞くと彼は

「黒いのが何個かあるんだよね」

と、言いました。確かに真っ白な壁に黒い物が何個かどころかたくさんありました。でも小さいので小さな虫でも入ったかと近づいてみると、小さめのGがキッチンに大勢で現れていました。その数約20匹。僕は絶望しました。

これまで部屋でGなんて1匹も出ていなかったのに…そもそも僕の部屋はかなりの高層階なのに…と謎の怒りの感じた後、我に返りました。ホテルとかではなくてここは自分の部屋だと。これからあと半年はこの部屋で生活するのだと。

駆逐してやる

それができなければ僕はGと半年間同棲生活。血の気が引きました。

まずは原因を調べないと。今まで1匹も出ていなかったからここ最近買ったものの何かがGを呼んだんだ、と思い辺りを見回すとテーブルの上にスパイシーなチキンが。そうかこのスパイシーな香りがGを呼んだのかと気づきすぐに食べる。

これで原因は断った(はず)。そして次は出てきたGをどう倒すか。時刻は既に0時を回ろうとしていました。早く駆逐しないと。だけどGはキッチンの狭いスペースの中だけにうまいことポジショニングを取っている。均等にそれぞれの位置についてこれから僕たちを襲ってくるのではと思ってしまうほど見事な陣形。

今まで一度も出くわしていなかったため殺虫剤は持っていません。あるのはベランダにあったほうきのみ。

やるしかないのかと試みようとしますが数が多すぎて勇気が出ない。ゴリゴリの友人は「虫ダメなんだよね」

と言ってただ見ているだけ。彼は某東南アジアの国のハーフなので海外生活にもこういう出来事にも慣れているはずなのにここで見た目に似合わず可愛いポイントを稼ぎます。

ここでマンションの清掃の方が掃除機を使っていたのを思い出してすぐにGフロアの受付に行って事情を説明し、助けを求めます。深夜担当の人が英語を話せる人で本当に良かった。とホッとしていると彼はほうきを持ってやってきて

「僕が行くよ」

と言ってくれました。これは勝った。と思い部屋に戻ると、彼はGに突っ込んでいきました。僕はキッチンにとどまっているうちに全て駆逐したかったのにGが広範囲に移動してしまう地獄のような状況に。彼は半分くらいのGを倒してくれましたが残りには逃げられ結局ほぼ眠れずに次の朝へ。

朝にもGは現れ少しづつ倒し、殺虫剤も手に入れほとんどを駆逐。友人の帰国後も数匹出ましたが全部倒し、キッチンを一度大掃除し常に清潔な状態に。そしてあらゆるところにある謎の隙間(設計いかれてる香港)を埋め、現在は虫一匹も出なくなりました。

 

海外でのあるあるかもしれませんがさすがに数が多すぎたし、当時は普通に日本に帰りたくなりました(笑)海外ならではの地獄エピソードは他にもありますがこれが一番地獄でした。今ではネタです。

 

日本なら出ても1匹ですよね。やっぱり日本は良い国。

 

おわり